霞ヶ浦アカデミーについて

設立意義

設立意義及び理事長挨拶

環境問題を解決するための対策の一つとして人材の確保と育成がある。

これまで主に青少年を中心とした「霞ヶ浦生き物アカデミー」、また成人及び指導者向けの「霞ヶ浦環境教育指導者養成講座」で環境教育や人材の育成をしてきた。

これらの事業は、社会的にも必要とされるもので、組織拡大は私たちの使命とするものでもあるが、これまで霞ヶ浦アカデミーは企画・運営に関しては運営母体および事業目的をはっきりしないまま、個人レベルのエネルギーに頼った状態で事業が進められてきた。

そこで今、この使命を果たすために最も必要とされるのは、これらの事業をスムーズに運営するためのアクティブな組織の確立と早期スタートである。

霞ヶ浦の環境教育に必要な「場」は霞ヶ浦水の科学館等既にある。

また、人材の結集については、これまでの関係各者の実績およびネットワークで既にその準備段階ではない。

しかし、運営および事業に関する費用の確保は目的達成のための成否に大きく関わる事項で、避けて通れないし、これまで明確に役割分担が確立されていなかった。

以上、事業目的や実績、果たすべき役割を総合的に考えると事務的に量は増えるが、責任と義務がはっきりする法人化は有効な手段と考えられる。

また、指定管理者制度がスタートしている現在、継続的な「場」の確保や「事業費」の確保に関しても検討すべき事項で法人化により、より具体化することができる。

霞ヶ浦アカデミーの組織は大きく分けると管理運営に関する部門と事業遂行に関する部門に分けることが必要となる。事業部門は必要とされる事業の企画と実行を主に、管理運営部門はその実現のために必要とされる事項の検討や決定や実務で目的達成のための効率よい事業体系である。

近い将来的には多くの人に霞ヶ浦環境専門研究と教育機関として、また意義ある存在として認知される法人を目指したい。

NPO法人霞ヶ浦アカデミー 理事長 荒井一美