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参加者募集 生き物アカデミー特別講座「うなぎどこから来るの?」
今回の講座は特別編。常陸川まで移動して、ニホンウナギについて学び、みんなで考えました。
目的
霞ヶ浦はウナギの宝庫だったが、ウナギ漁獲量は減少し続けている。本企画では、子どもたちと一緒に霞ヶ浦のウナギがなぜ減ったのか、どのようにしたらウナギが増えるかを考える。特に常陸川水門でシラスウナギの遡上が阻害されていることについて、改善策を検討する。なおこの企画において常陸川水門魚道等で撮影したシラスウナギの映像を使用する。
開催日
2023年9月24日(日)
集合
道の駅たまつくり(〒311-3512 茨城県行方市玉造甲1963−5)
会場
ウォーターガーデンリゾート(〒314-0114 茨城県神栖市日川3631−1)
定員
20名(先着順)
参加費
1人 1,000円(霞ヶ浦アカデミー会員は無料、昼食・保険料込)
主催
NPO法人霞ヶ浦アカデミー
協賛
一般財団法人「鰻の食文化と鰻資源を守る会」(通称:うなぎ財団)
後援
行方市
スケジュール
- 8時30分 集合(道の駅たまつくり)
- 8時45分 バス出発
- 講義1「ニホンウナギの一生について」
- 講義2「常陸川水門について」
- 10時00分 ウォーターガーデンリゾート着
- 10時15分 自己紹介
- 10時45分 講義3「常陸川水門の魚道について」←動画視聴含む
- 11時30分 ワークショップ1
- 12時00分 昼食
- 13時10分 ワークショップ2
- 14時10分 閉会、記念撮影
- 14時15分 バス出発
- 15時30分 道の駅たまつくり着、解散
講義1「ニホンウナギの一生について」
講義1では、若狭秀己氏(うなぎ財団理事/ゼンショーホールディングス顧問)からニホンウナギが産卵してから親うなぎになるまでについての生態や、最新の研究がどのように進んでいるかについてレクチャーを受けた。
講義2「常陸川水門について」および講義3「常陸川水門の魚道について」
講義2では、森保文氏(国立環境研究所シニア研究員/霞ヶ浦アカデミー理事)から常陸川水門とは何か、また常陸川水門の魚道についてやシラスウナギの遡上について説明された。
ワークショップ1および2
ワークショップでは4グループに分かれて、今日学んだことを振り返りつつ、どうしたらウナギが増えるかについてアイデアを出し合った。講師の若狭氏、森氏は各グループを巡回し質問等に答えた。
ファシリテーター:荒井一美氏、栗又衛氏、菊地章雄(以上霞ヶ浦アカデミー)、杉浦尚幸氏(筑波大学修士)
子どもたちからは、以下のような意見があった。
子どもたちが考えたウナギを増やすアイデア(抜粋)
- 魚道の予備ゲートと本ゲートの間を改良することで、シラスウナギが遡上しやすく且つ塩分が入りにくい設計にする
- ウナギが生息しやすいような河川工事を行う
- 魚道をエレベーターやエスカレーターのようなシラスウナギが遡上しやすいものにする
- シラスウナギを網ですくって、上流に放す