会報「海夫通信」41号を発行しました
NPO法人霞ヶ浦アカデミーの会報「海夫通信」41号を2022年10月末に発行しました。
2008年の設立から発行しており、今回で41号となりました。以下にコンテンツの一部を紹介いたします。詳細はリンクのPDFファイルをご覧ください(画像をクリック!)。
【連載】ウナギをめぐる冒険Ⅱ
浜田篤信
いまから一億年前に地球上に出現したウナギが幾多の危機を乗り越へ種を維持できているのには、それなりの理由があるはずです。
――これが今回のテーマです。
ウナギ
マリアナ西方海域で生まれたウナギは、まず北赤道海流に、続いて黒潮に乗って日本列島に運ばれてきます。産卵場から利根川河口までの旅に要する時間は200~300日とされ利根川河口到着時には0・15gに成長しています。
〈続きは本誌でお読みください〉
【ほんだな】佐藤信紘・佐藤和貴郎「順天堂大学の老年医学に学ぶ 人はなぜ老いるのか」(世界文化社)
西谷篤彦
先日敬老の日が祝われましたが、日本は世界有数の長寿国で、100歳以上の高齢者の数は9万人を超えました。私たちにとって健康寿命は大きな関心事ですが、今年、元勤務先の先生から上記の本が送られてきて、大変興味深い内容でしたので先生の添え状と共に紹介します。
「本書は、人生100年時代の超高齢社会を迎え、老化のプロセスを理解し、老化を起こさない生き方への指針を求めて、順天堂大学大学院医学研究科にて講義してきた「医療医学入門」をベースに、共同で講義を続けてきた佐藤和貴郎氏と共に、書き起こしたものです。
私のかつての研究の中心であったミトコンドリアのエネルギー獲得機構を通して、生命と老いのメカニズムに迫り、特に、脳腸相関の重要性について記すと共に、食と運動の大切さについて、具体策をわかりやすく提示しました。
皆様方が、健康寿命を延ばされ幸福寿命を全うされますよう、本書がその一助になれば大変幸いに存じます。」