NPO法人霞ヶ浦アカデミーの会報「海夫通信」47号を2025年2月に発行しました。
2008年の設立から発行しており、今回で47号となりました。以下にコンテンツの一部を紹介いたします。詳細はリンクのPDFファイルをご覧ください(画像をクリック!)。
霞ヶ浦北浦 歴史的不漁の謎を解く その1漁獲量の軌跡(濱田篤信)
ワカサギは、日本全国で賞味される霞ヶ浦北浦の特産品ですが、最近「ワカサギ不漁」が新聞紙上でとりあげられています。
「霞ヶ浦のワカサギ不漁 謎探る 漁獲量10年で7分の1(日本経済新聞(2021.9.13)、「「霞ヶ浦のワカサギ 歴史的不漁 夏の高水温が影響(茨城新聞20023.10.31)」、「冬の霞ヶ浦からワカサギが消えた 漁獲量激減 全国有数の産地で何がおこったか(東京新聞2024.4.13)」などです。ですが、不漁はワカサギに限られたわけではなく、佃煮の原料であるハゼ類やテナガエビでも同様でイカダヤキに加工されていたタナゴ類や小鮒は、「不漁」を超え絶滅に瀕し話題にさえならない状態です。
まさに漁業が消滅の危機にたたされているといえるでしょう。ワカサギ不漁の原因は夏季の温暖化とされているようですが納得できる説明は聞こえてきません。ワカサギを筆頭に霞ヶ浦北浦の各種魚類の不漁謎を解き明かすことが本稿の目的です。
まず、霞ヶ浦北浦の漁獲量がどのような軌跡をたどってきたかをたどってきたかを詳しく見てみましょう。霞ヶ浦北浦の総漁獲量は1907年から記録が残されています。(続きは本誌でお読みいただけます)。

霞ヶ浦イメージソング「君はいつもそばに」(荒井一美)
平成元年に霞ヶ浦情報センターを設立して代表に就任した。その8年後、世界湖沼会議が本県で開催されることになり、運営委員会により世界湖沼市民の会を設立することとなり、市民参加型として実施された。この会は会議後解散されることとなっていたがセンターと合体させた形で一般社団法人霞ヶ浦市民協会として誕生した。この市民協会は泳げる霞ヶ浦をテーマにフェステバルを行政から請負開催していたが、運営会議に霞ヶ浦のイメージソングを作りCD化する提案をして受け入れられた。
公募した六十数編の詩の中から、選定委員会で十数編に絞込み、デザイン協力を頂いた藤代範雄氏の関係から湯川れい子氏に最終選考をお願いした。最終選考で選ばれたのは知り合いのシンガーソングライターの前田直弥氏の作品であった。二番までの作品だったが長いので三番までにしてもらうことにした。作曲は藤代氏の関係で手塚伸吉氏にお願いした。詩と曲を最終的に完成させるために霞ヶ浦の風を感じた後、半合宿みたいにして作詞者、作曲者とプロデューサーとしての私の3人で完成させた。
CDを作成するに当たりボーカルコンテストをフェステバルで実施するが、応募者それぞれが個性があり優勝者は決めたが、全員でCD作りを実施することになった。録音当日は全員で霞ヶ浦湖畔で風と空気を感じてから臨んだ。最初にドラムをプロの方にお願いした。続いてギター、キーボード、オーボエなどのパートの録音、その後個々のボーカルの録音と進められた。最後は全員参加でコーラスの録音と詰め込んだ日程で終了。その後それぞれの歌声を活かした編集として音源が完成したのちCD化した。
この「君はいつもそばに」は霞ヶ浦イメージソングではあるが曲中に霞ヶ浦の言葉は無い。同じような湖沼を抱えた地域の方々にも歌ってもらいたいとの思いも込められている。茨城県庁内に休憩タイムに全館放送を長期間にわたり放送して頂いたこともあった。一般社団法人霞ヶ浦市民協会は著作権フリーにしたので、皆さんで歌ってもらえれば幸いである。
NPO法人霞ヶ浦アカデミーではこれを機会に活動のテーマソングとして参加者に歌ってもらうことにしたい。最後にこのイメージソングを作成に当たりボランティア的に協力を頂いた皆さんをはじめ完成に協力頂いたすべての団体や方々に感謝します。
霞ヶ浦イメージソング 君はいつもそばに Make it last forever
作詞:前田直弥
作曲:手塚伸吉
季節は巡り 時は移ろいゆくけれど 気が付けば変わらない 君はいつもそばに
子供達のはしゃぐ声 大人が見つめて 水辺に遊ぶ穏やかな ありふれた風景
湛えた水はどんな色 何も語らずに 君はいやしてくれる 優しく包んで
季節は巡り 時は移ろいゆくけれど 気が付けば変わらない 君はいつもそばに
小舟がいくつも浮かんで 波紋を広げて 人に恵みと喜びを与えていた毎日
汚されたことの怒りは ⻘き底に沈め 君は許してくれる いつでも迎えて
子供の次のまたその先まで手渡して いつまでも変わらない 君はいつもそばに
水面に映る夕日は素敵なひと時 ここに暮らした人が皆 感じていた喜び
眩しいほどにこの水が 光るキラキラと 君も僕も願っている 笑顔の未来を
感じて欲しい こんなに近くにいることを すぐにでも触れ合える 君はいつもそばに
感じて欲しい こんなに近くにいることを すぐにでも触れ合える 君はいつもそばに
君はいつもそばに