北浦通水に関する公開質問状(茨城県知事宛)
NPO法人霞ヶ浦アカデミー(所在地:行方市)は、大井川茨城県知事に宛てて「北浦への通水についての質問状」を送付しました。
霞ヶ浦導水事業に関連しての北浦への通水について、県議会において柗田議員より質問があり、県は意見を国に伝えると答弁しました。私たちは、霞ヶ浦導水事業は多額の費用を必要とするにもかかわらずその効果が疑わしいことから中止すべきと考えています。
質問状では、
1. 国に意見を伝えましたか。まだの場合、伝える予定はありますか。
2. 伝えた、あるいは伝える際の、相手の部署はどこですか。
3. 伝えた、あるいは伝える内容は何ですか。
4. 県は北浦への通水が必要と考えていますか。
5. 北浦への通水の浄化効果と費用はどの程度と見積もっていますか。
を問いました。2024年9月12日までの回答を求めています。回答を得ましたらホームページでお知らせいたします。
霞ヶ浦導水事業に関する資料
・霞ヶ浦導水事業に関して、海夫通信 no.33 , 海夫通信 no.45に特集を掲載しています。
・海夫通信 no.16 では水問題に関する全国組織「水郷水都全国会議」内で採択された「霞ヶ浦導水事業の中止を求める決議」について紹介しています。
・当会の創業メンバーの浜田篤信氏(現在当会監事)の著書「水資源開発事業と生物多様性保全: 霞ヶ浦導水事業の生物多様性影響評価研究報告書(Amazon,1,426円)」では「霞ヶ浦導水事業」の那珂川の生態系や漁業への影響を2009年3月から2018年3月の10年間にわたって調査した成果が取りまとめられています。